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◾︎天穏 齋香荒(サケル) 1800ml◾︎

¥3,300 税込

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◾︎天穏 齋香荒(サケル) 1800ml◾︎
◎島根県 板倉酒造◎

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【公式SNSより一部】
生酛のもろみ(齋香)において乳酸菌が増える事態となりました。
通常の生酛の場合、酒母段階でアルコール度数が上がるにつれて
乳酸菌が溶けていなくなり、その後のもろみで乳酸菌が増えることはありません。
今回の齋香では酒母段階で通常の乳酸菌とアルコール耐性のある乳酸菌が同時に増え、
酵母発酵後も生き残ってもろみまで進んだことが予想されます。

そのためにこの齋香のもろみでは酵母発酵と乳酸菌発酵が
同時に行われて酒になったということで日本酒としては
とても酸度の高い酒となりました。協会酵母、野生酵母、乳酸菌のトリプル発酵で、
このタイプのお酒をお見かけしている方もいらっしゃると思います。
当然、はじめから意図した造ったものではありません。
本当の自然醸造をしているからこそ出てくるもろみで、
無添加をしている限り現れる可能性はあるもので防ぐことができませんでした。

味わいは齋香だと思うと全く違うお酒です。
しかしながらこのお酒は、酸が高くても非常にクリアで奥深い味わいをしていて驚きます。
齋香ではないけど清らかな齋香の基礎があるのか、
この手の酒で出てくる乳酸菌のオフフレーバーや糠の香りが感じられず、
ほとんど白ワイン(白ワインの酸度は8から9なので白ワインの酸の強さと同等)の味わいで、
乳酸発酵が絡むナチュールワインとそっくりです。

サケルの味わいは私たちの知っている日本酒とは異なって、
ほとんどナチュールの白ワインの香味と同じです。
しかしこのサケルの性質と背景はいままでに表現できなかった
日本酒の「避ける」の部分の世界を持っているという意味では
とても日本酒らしいと感じました。
つらいですが齋香と齋香荒で日本酒の表裏が造られたことにもなります。
ミードやKODANEやリキュールのように天穏の幅を広げるお酒と捉えていただけると幸いです。




香りは日本人であれば馴染みのある米酢を思わせる
含みを持った酸の輪郭を感じますが
口に含むと途端に酸味に加え、柔らかい甘さと若干の渋みを持ち
ほのかな余韻を鼻の奥に残しながら綺麗に流れていきます。

日本酒の「避ける」部分の世界をもっているという表現が
とても腑に落ち小嶋杜氏の想いも一緒に飲み干せる
貴重な1本となっております。

(詳細はスタッフまでお問合せくださいませ)

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